さくらの日記

欧州生活20年以上。良しも悪くも20年以上外人として生きています。私が感じるカルチャーショックと逆カルチャーショック

日本セイコーとスイス機械式時計

こんにちは。
さくらです。
 
先日、スペシャル番組が放映されていました。
テーマは

 

スイスの時計産業の復活の物語

 

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www.hublot.com



 
1969年のクォーツショックショックにて、危機にさらされたスイスの時計産業。
いかにその危機を乗り越え、今に至ったかの経緯。
 

 


1969年、日本の時計メーカーである「セイコー」が世界初のクォーツ腕時計を発表しました(※1)。この「事件」が時計業界を見事に揺るがしました。この「事件」のことを多くの人は「クォーツショック(クォーツクライシス)」と呼びます。スイスは世界の時計製造シェア争いでアメリカを上回ってから、時計業界の覇者として君臨していた国です。長く覇者として君臨した奢りがあったからなのか、「機械式時計からクォーツ時計」というシフトに出遅れた感があります。セイコーと同年にスイスのジラール・ペルゴもクォーツ時計を発表しているにもかかわらずです。  その後、スイス時計産業は冬の時代を迎えます。
出典 http://www.komehyo.co.jp/tokei-tsushin/article/2374
 

 

 


インタビューされていたのは、あの敏腕で有名な企業家の 

Jean-Claude Biver 氏。

誰?っと思われるかもしれません。

簡単にご紹介させていただきます。

 

de.wikipedia.org

 

経歴

Audima Piguet にて、一年間の修行をする。

Omega     1970年代 

プロダクトマネージャーとして就任。ジェームス・ボンド、シンディ・クロッフォード、ジョージクルーニーなど、世に名だたるハリウッドスター達をイメージモデルに起用し、オメガのイメージアップを果たす。

 

Blancpain 1981年 

スイス時計メーカーで最古のブランパンを受け継ぐ。しかし当時は、クォーツショック下、最悪、瀕死の状態だった。そんな状態から、手作りを売りに、復活させた。

 

Hublot  2004年

今でこそ、超有名、人気メーカーのHUBLOTだが、当時はスペインでしか販売されておらず、売上、収益も散散だった。しかし、Jean-Claude Biver 氏は、2008年迄には、売上を4倍にしてみせると宣言。周りの関係者からは中傷、嫌味を言われた。

結果、2004年時点ではまだ赤字だったが、2006年に黒字となる。

2007年には、コレクションは売却済みとなり、生産が追いつかない状態となった。

現在のHublotは、皆さんの知るとおり。

 

以後、2014年よりTagheuer と Zenith の最高責任者となり、Tagheuerに至っても、世界初、高級時計ブランドで、スマートウォッチを実現。両ブランドとも好調。

 

現在は、体調不全の為、療養中。

 6つのスイスの高級時計メーカーを渡り歩き、復活させた。

 

 

1969年のクォーツショックの時には全く想像できなかったことだが。

今では、歴史上最もスイス機械式時計が繁栄している。

40年前は、スイスの経済の基盤の1つでもある時計産業が終わりかと言われた。

機械式時計を製造する産業用機械も捨てられた。全部捨てられた。

もう二度と、機械式時計を製造することなんてないと、誰もが思った。
 でも、

 

 後ろへ、過去へ、革新的になる事だ

 

機械式時計は

芸術であり

伝統であり

文化であり

永遠のものである

 

永遠のもの=芸術

ピカソ、ミケランジェロ、ダビンチ、永遠に生き続けている。

 

それらと同じだ。

 情熱は、機械式時計に対してだけだ。クォーツじゃない!!

 

 

と、Jean-Claude Biver 氏は熱く語っておられました。

各高級時計メーカーを復活させた方は、Philosophyが違います。

 

そして、その番組を見ていると、いかに日本が、セイコーが、彼らにとって脅威だったのかが感じられてきます。

 

いかにセイコーのクオーツに勝つか。

 

がテーマだったようです。

 

でも、ちょっと言わせてもらいますと、クォーツ、クォーツって連呼してますが、セイコーは誰よりも早く、機械式時計のクロノグラフの腕時計を開発していた。

ただ、バーゼルワールド (世界最大の時計メッセ)に正式に発表していなかったと言うだけです。

店頭に並んだのは、誰よりも早かった。

さらに言わせてもらいますと、セイコーのめちゃくちゃ凄いところは、機械式時計のクロノグラフの腕時計を開発していたのみならず、クォーツも開発していたって事なんです。

 

話が逸れました。セイコーの凄さは、また後日シェアーしたいと思います。

 

 

この番組の前半は、Jean-Claude Biver 氏の発言がとても印象に残って、彼の言うことは、様々な場面で活かすことができると思いました。

過去と思ったことに対して、革新的になる。

諦めないこと。

投げ出さないこと。

 

ちなみに彼は、人の2倍の時間を仕事に費やしていたそうです。

それは、彼にとって、楽しいことだともおっしゃっていました。

以前、75歳まで現役で働くとおっしゃっていたので、体調が回復して、復帰されるのを期待します。

 

最後に。。

実は私は時計ファンです。

ある時、時計好きという男性に出会いました。詳しくいうと、友人の彼氏。

彼が腕にしていたのは、Audema Piguetのローズゴルドケースのロイヤルオーク。

もちろん、とっても綺麗な時計だけど、彼の、どれだけ高かったか。高ければ高いほどいいというような考えには、めちゃくちゃ抵抗感が。。

高級時計、好きだけど、この抵抗感は何?

モヤモヤしてました。

 

でも、Jean-Claude Biver 氏 の言葉

 

機械式時計は、芸術だ

 

で、思いっきりスッキリしました。

私は、機械式時計に、芸術を感じるから、心惹かれるんだって。

 動いてる機械式時計に宇宙を感じるから。

 

読んでくださってありがとうございました。

😊😊